牧場開設55年目にG1、4勝目となる天皇賞・春を、59年目に7勝目の皐月賞と、八大競走のうち2つのG1を制しました。
その後中々G1どころか重賞自体を勝てず、62年目は重賞未勝利に終わりました。
それでも地道に牧場運営を続け、66年目に4つのG1を勝利することができました。
フェブラリーSと天皇賞・春、そして秋華賞と有馬記念です。
8勝目「フェブラリーS」
8勝目のフェブラリーSは、2代目スカイシルビアの2世代目「イチナナサン」が勝利しました。
イチナナサンは、スカイシルビア×ダイワメジャー×Speightstownです。
Northern Dancerのクロスで底力を強化、スピード寄りの血統です。
ダイワメジャー産駒の母、イチサンニ号は4勝止まりでオープンでは勝てませんでしたが、初仔からG1馬を輩出してくれました。
1歳時のコメントは「落ち着き」「脚元丈夫」「タフ」「父似」です。
イチナナサンは3歳時にG3カペラS、4歳時にG2富士Sを勝利、5歳時にフェブラリーSを勝利し、56戦7勝と7歳まで活躍してくれました。
9勝目「天皇賞・春」
2回目の天皇賞・春の勝利は、2代目スカイシルビア×Scat Daddyの牡馬、イチロクナナ号です。
2代目スカイシルビアの5頭目の産駒で、我が牧場でスカイシルビアの直仔から初のG1馬が誕生しました。
Nijinskyのクロスで底力とスタミナ、Nasrullahのクロスでスピードを強化しています。
1歳時のコメントは「脚元丈夫」「母似」「体質弱い」「スタミナ」「落ち着き」「勝負根性」です。
4歳になってG3函館記念とG2富士Sを制覇、5歳時は大阪杯2着、宝塚記念4着、有馬記念3着とG1でも善戦していましたが、6歳時にようやく天皇賞・春を勝つことができました。
10勝目「秋華賞」 11勝目「有馬記念」
10勝目、11勝目は2代目スカイシルビア産駒8頭目の「イチハチニ」号です。
2歳時にクローバー賞勝利でオープン入り、3歳時にG3クイーンS勝利後の秋華賞で勝利しました。
同じ年、年末の有馬記念でG1、2勝目を上げています。
ダイワスカーレット、シュヴァルグラン、キセキに次ぐ4番人気での勝利でした。
イチハチニは、スカイシルビア×Speightstownの配合で、Bold Ruler、Northern Dancer、Nashuaのクロスがあり、スピードと底力を強化しています。
1歳時のコメントは「脚元不安」「父似」「スピード」「落ち着き」で、4歳時は天皇賞・秋、有馬記念とも2着の他、G2京都記念、G3新潟記念を勝利、29戦9勝、5歳時に引退、繁殖に上げました。
イチハチニの産駒もG1制覇しました。
有馬記念の勝利で、八大競走のうち3つを制覇しました。
「八大競走」とは、
「皐月賞」「日本ダービー」「桜花賞」「オークス」「菊花賞」の五大競走に、「天皇賞・春、秋」「有馬記念」を加えた8レースの総称です。
グレード制導入前の実質的なG1に該当するレースでした。
また、秋華賞の勝利で、G1勝利数が10勝となり、種牡馬のBookFullが免除され、好きな種牡馬を種付けすることができようになりました。
もちろん種付料は今まで通り発生します。
2代目スカイシルビアの産駒成績
2代目スカイシルビアから9頭の産駒が誕生し、G1馬2頭の他、4頭が複数の重賞を制覇するなど、期待通りの活躍を見せてくれました。
特にイチナナロク号はG1を勝つことができませんでしたが、42戦11勝、うち重賞7勝で総賞金4億以上稼いでくれました。
これで国内G1、24レースのうち制覇したのは7レース。
全制覇の道はまだまだ遠いです。
コメント