牧場開設20年目にサンの産駒、イチニが重賞を3勝、21年目にイチニが重賞を2勝、イチゴが1勝し、牧場としての重賞制覇が7レースとなった。
サンの産駒とマインドフルネスの産駒を繁殖牝馬にしたが、なかなか活躍馬は出ず、オープン馬になれないまま引退を余儀なくされる馬もいた。
それでも「イチニ」号、「イチゴ」号などの活躍により、20年目には総獲得賞金が10億円を突破、
その資金で芝走路を1億9500万円で建築、
牧場開設21年目にはダート走路を建築した。
このような走路の建築は育成馬の成長に欠かせないと思っているので、条件をクリアしたらなるべく早く作っておくに限る。
G1馬は誕生していないものの、生産馬が順調に勝利を重ね、施設を拡張、建設し、一見順調な牧場運営に見えるが、ここから暗黒の時代が始まった。
牧場開設22年目
22年目は10頭がレースに出場したが、重賞は勝てなかった。
No. | 馬名 | 年齢 | 性別 | 勝数 | 父 | 母(母母) |
1 | イチニ | 5歳 | 牝 | 0勝 | ヘニーヒューズ | サン |
2 | イチサン | 5歳 | 牝 | 0勝 | セレスハント | マインドフルネス |
3 | イチヨン | 5歳 | 牡 | 0勝 | オルフェーブル | ヨン(サン) |
4 | イチゴ | 4歳 | 牡 | 0勝 | ヘニーヒューズ | サン |
5 | イチロク | 4歳 | 牝 | 2勝 | パイロ | |
6 | イチナナ | 4歳 | 牡 | 3勝 | ワイルドラッシュ | ヨン(サン) |
7 | イチハチ | 3歳 | 牝 | 1勝 | パイロ | マインドフルネス |
8 | イチキュウ | 3歳 | 牡 | 0勝 | オルフェーブル | ヨン(サン) |
9 | ニゼロ | 3歳 | 牝 | 2勝 | ヘニーヒューズ | ロク(サン) |
10 | ニイチ | 2歳 | 牝 | 1勝 | ヘニーヒューズ | ロク(サン) |
3歳、4歳時にG3ながら重賞5勝をあげたイチニも5歳時は未勝利。この年は合計9勝したが、イチロクの2勝がオープン特別で、他はすべて条件戦の勝利だった。
牧場開設23年目
23年目も8頭が出走、イチロクがオープン特別のジャニュアリーSを勝利し、通算7勝目をあげたほか、イチハチがグリーンSなど2勝したが、やはり重賞は勝てなかった。
重賞5勝のイチニをこの年で引退させ、繁殖牝馬にし、ディープインパクトを種付けた。
また、診療所を建築した。
牧場開設24年目
24年目も10頭が出走したが、8勝にとどまり、重賞を勝つことができなかった。
オープン特別3勝を含む7勝をあげたイチロクを引退させ、繁殖牝馬とした。
牧場開設25年目
25年目も同じく10頭が出走、11勝をあげたが、最高は3勝クラスの西宮Sの1勝のみ。
またも重賞を勝つことができなかったが、多くの馬を走らせることで、ようやく通算100勝を達成した。
さいごに
サン産駒の牝馬は全て繁殖牝馬としたが、その産駒はなかなか勝ち星を上げることができない。
ただ、26年目には重賞5勝をあげたイチニの産駒がデビューするので、暗黒の時代から抜け出せることを期待したい。
コメント