FLTRXロードグライドカスタムを手放してからはや一年。
もう冬でも暖かい場所を選ばなくても良いのだが、ついつい足を向けたくなるのが房総半島。
この日もツーリングで行ったら楽しいだろうなってコースを巡ってきた。
ドライブデータ
- 2016年1月16日(土)
- 高滝駅〜高滝ダムと市原湖畔美術館
- 里見駅
- 飯給駅
- 月崎駅
- 上総大久保駅
- 上総中野駅
- 亀山ダム〜湖畔亭で昼食
- 片倉ダム
- 道の駅「ふれあいパーク・きみつ」
- 帰宅
走行距離:約200km
小湊鐵道とは
小湊鐵道は房総半島の東京湾に面する市原市にある五井駅から大多喜町の上総中野駅までの総延長39.1kmのローカル線。
房総半島の中央を南北に走っている単線の鉄道。
今回は、小湊鐵道18駅のうち、高滝駅からいすみ鉄道につながる終点の上総中野駅までの沿線7駅を巡ってきた。
高滝駅
高滝駅は1925(大正14)年開業の歴史のある駅で1967(昭和42)年に無人駅となっている。
単式ホーム1面の小さな駅。
近くには高滝ダムや市原湖畔美術館がある。
高滝ダムと市原湖畔美術館
高滝駅から高滝ダムへ。
高滝ダムは1990(平成2)年に養老川に建設、完成した重力式コンクリートダム。
直ぐ側には市原湖畔美術館があり、屋上の展望台には水車がある。
展望台からは高滝ダムの他、美術館の全貌を見ることができる。
里見駅
高滝駅から2kmほど進むと里見駅。
高滝駅と同じく1925(大正14)年に開業、無人駅になったのは2002(平成14)年と割と最近で、野菜の直売をしていたりと、なかなか賑わっていた。
飯給駅
更に2kmほど進むと飯給(いたぶ)駅。
こちらは1926(大正15)年開業の小さな駅。1956(昭和31)年に無人駅になっている。
「飯給(いたぶ)」って言葉を初めて聞いたが、その由来は672年に起きた壬申(じんしん)の乱に遡る。
戦に敗れてこの地に落ち延びたとされる弘文天皇に、人々が食事を捧げたことから天皇の3人の皇子が「飯給」の名を与えたとのこと。
この駅の特徴は、何といっても「世界一大きなトイレがある」こと。
扉を開けるとこんな感じ。
月崎駅
月崎(つきざき)駅は飯給駅から2.3kmほど。
月崎駅も1926(大正15)年に開業、高滝駅同様、1967(昭和42)年に無人駅になったとのこと。
駅舎とプラットホームは国の有形文化財に登録されている。
駅のすぐ脇に「森ラジオ」という、まるでジブリの世界のような場所がある。中房総国際芸術祭 いちはらアート✕ミックス2014のときに制作されたもの。
上総大久保駅
上総大久保駅は1928(昭和3)年に開業、飯給駅同様、1956(昭和31)年に無人駅になっている。
駅自体は開業当時の古いままだが、駅前には2014(平成26)年に公衆トイレ「もりの入り口」
が作られた。
養老渓谷駅
上総大久保駅から3km弱先にあるのが養老渓谷駅。
1928(昭和3)年、「朝生原駅」として開業、1954(昭和29)年に現在の養老渓谷駅に改称している。
養老渓谷駅は文字通り養老渓谷の玄関口になっている。
養老渓谷には遊歩道があり、落差30メートル、長さ100メートルの千葉県内最大の滝「粟又の滝(別名:養老の滝)」があるほか、全部で4つの滝を見ることができ、紅葉の季節には非常に多くの観光客で賑わっている。
こんな感じで養老川の脇を遊歩道が続いている。
上総中野駅
小湊鐵道線の終着駅、上総中野駅は1928(昭和3)年に開業した駅で、いすみ線と接続しており、小湊鐵道の中で唯一、市原市でなく大多喜町に所在する。
亀山ダム
小湊鐵道の全長39.1kmのうち、高滝駅から終点の上総中野駅までの15.3kmを巡った後は、亀山ダムに向かった。
亀山ダムは小櫃川(おびつがわ)に建設、1980(昭和55)年に完成した重力式コンクリートダム。
ダムの写真は「亀山やすらぎ館」の駐車場から撮影したもので、やすらぎ館の中には周辺の観光案内の施設や、食事処「湖畔亭」がある。
湖畔亭のイチオシは、地元亀山産のSFPポークを使った料理で、この日はしょうが焼き定食を注文した。
片倉ダム
片倉ダムは小櫃川系笹川に建設、2001(平成13)年に完成した重力式コンクリートダム。
ダムのある笹川湖周辺には公園が整備され、片倉ダム記念館が併設された道の駅「ふれあいパーク・きみつ」がある。
公園の展望台から撮影した片倉ダム。
同じく展望台からジオラマ撮影した道の駅周辺。
左側手前が片倉ダム記念館、右端奥に見えるのが道の駅ふれあいパーク・きみつ。
さいごに
距離は往復で200kmほどだが、色々と寄り道したので朝から夕方まで楽しむことができた。
小湊鐵道のまだ訪問していない11駅やいすみ鉄道27kmの13駅もいずれ訪れてみたい。
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