「ウッドラック ザ・スリム」って聞きなれない名前だと思いますが、デュポン・スタイロ株式会社が販売している断熱材です。
我が家は鉄筋鉄骨造の建物ですが、建築年が古いため、断熱性能が低く、冬場、結露が発生するので外壁に面している壁に断熱材を貼ることにしました。
「ウッドラック ザ・スリム」とは
断熱材といえば、メジャーなのは「スタイロフォーム」ですよね。
「スタイロフォーム」も「ザ・スリム」と同じ、デュポン・スタイロ株式会社の製品です。
元々は「ダウ化工」という社名でしたが、2019年5月に「デュポン・スタイロ」という社名に変更になっています。
「ウッドラック ザ・スリム」の特徴
「デュポン・スタイロ」のサイトによると以下の通りとなります。
- 薄くて断熱性に優れている
- 軽量で取り扱いが容易
- 表面は滑らかなスキン層で水や水蒸気を寄せつけない
- カッターナイフ等での加工が容易
- 厚さは3タイプ(4mm、7mm、10mm)
断熱性を数値で評価する場合、「熱伝導率」で表します。
熱伝導率の値が小さいほど断熱性能が高い、ということになります。
「ザ・スリム」の熱伝導率は厚さ7mmで「0.028」です。
一方、一般的なスタイロフォームは厚さ25mmで「0.036以下」となっています。「ザ・スリム」は薄くても断熱性能が高い、ことになります。
7mmのザ・スリムと25mmのスタイロフォームでは、25mmのスタイロフォームのほうが断熱性能が高いですが、厚さを確保できないときは同じ厚さなら断熱性能の高いザ・スリムをおススメします。
ウッドラック ザ・スリムの値段
今回ビバホームで購入しましたが、910mm×1,820mm×7mmで税込1,320円でした。
同じビバホームでスタイロフォームの厚さ25mmですと1,040円とザ・スリムが若干高くなっています。
こういった大型商品はネットで購入しようとすると、送料含めかなり割高になってしまいますので、ホームセンターで購入するのがよさそうです。
ちなみに大量に購入すれば送料無料でかなりお得に入手できるようです。
以下のサイトでは25枚入り送料無料で税込22,550円(902円/枚)で購入できるようです。
ホームセンターで購入する場合、必要な大きさにカットしてもらうか、トラックを無料で貸してくれるところがありますので、そういったサービスを利用するのも良いと思います。

概ね60分~90分、無料貸し出してくれるところが多いようです
ザ・スリムを使ってみて
今回、私は窓下の壁面に使用しました。
写真だとなかなか分かりづらいのですが、パッと見た感じは漆喰の壁のようです。
スタイロフォームだと指でちょっと強く押すとへこみますが、ザ・スリムはへこむ感じはありません。
また、スタイロフォームだとその上にベニヤ貼って壁紙、っていうことになるのでしょうが、ザ・スリムだとなんかこのままでもいける感じです。
つなぎ目はちょっと気になりますが、カーテンにほとんど隠れてしまいますし、「まぁ、いいか」って思っています。
そういう意味では結果的にトータルコスト、手間ともスタイロフォームより軽減されました。
「ザ・スリム」おススメです。
2020年12月21日追記
ウッドラック ザ・スリムの25枚入りを箱買いしました!
かなり大量ですが、様々な利用方法があり、古い家なので断熱性能が実感できます。
ブログランキングに参加しています。
↓ご参考になりましたらクリックお願いします↓
床下の断熱にも有効に利用できそうです。
コメント
ザ・スリムのことを調べており、参考になりました。一点、揚げ足取りのような指摘ですいませんが、「熱伝導率」は断熱材そのものについての指標であるため厚さは関係ありません。断熱性能としては、断熱材の厚みを考慮した熱貫流率や熱抵抗で評価すべきと思います。そのため、『「ザ・スリム」の熱伝導率は厚さ7mmで「0.028」です。一方、一般的なスタイロフォームは厚さ25mmで「0.036以下」となっていますので、「ザ・スリム」は薄くても断熱性能が高い、ことになります。』という比較は誤解を招く表現かと思います。同じ厚さであればザ・スリムのほうが断熱性能が高いですが、厚さ7mmのザ・スリムと厚さ25mmのスタイロフォームでは、後者のほうが2倍以上の断熱性能があることになります。
だいすけさん
コメント、ご指摘ありがとうございます。
おっしゃる通りです。
文章、変更しておきます。
今後ともよろしくお願いします。