どこのご家庭にも必ずあると思いますが、壁面に埋め込まれた照明スイッチです。
こんなものや、
こんな感じのものです。
写真は昭和感バリバリですが、決してレトロを狙ったわけでなく、我が家に昔からついているものです。
先日、一つのスイッチが壊れかけたのでDIYで交換することにしました。
交換には本来、第二種電気工事士の資格が必要です。
自分で交換する際は自己責任の上、感電に気を付けて必ずブレーカーを落として作業しましょう。
用意するもの
最低限必要なのは以下の二つです。
- 新しいスイッチ…下で詳しく説明します。
- ドライバー…プラスとマイナスと両方用意します。
他にあると便利なのは、照明です。
ブレーカーを落とすと当然暗くなりますので、明るい日中でも手元を明るくするための照明があった方が便利です。
両手を使いますので頭に取り付けるヘッドライトがよいです。
私が使用しているのはTERSAKIのメガビュープロです。
LEDヘッドライトに三種類のルーペを取り付けられる優れもので、老眼の方でもばっちり作業ができます。
残念ながら、私の使用しているメガビュープロは販売終了してしまいましたが、ほかにも同じようなものがあります。
2個口タイプの交換
用意したのは、写真左から、
- 取付枠WN3700P
- 片切埋込スイッチWN5001P×2個
- フルカラープレート2口用WN6002W010
古いスイッチを外す
では、早速作業に入ります。
くれぐれもブレーカーを落として電気が消えていることを確認してから作業してください。
まずは現在壁についているカバーをマイナスドライバーで外します。
上下についているプラスねじを外し、スイッチを引っ張り出します。
分かりづらいですが、上側のスイッチに黒と白の2本のコード、下側のスイッチに赤と黒の2本のコードが接続されています。
この配線をよく覚えておく必要があります。分からなくならないように写真を撮っておくとよいです。
特に、今回のタイプは黒いコードが2本ありますので、どちらがどちらだか分からなくならない様にテープを張るなどして印をつけておきましょう。
スイッチからコードを抜く方法は、我が家のような古いタイプの場合、側面にあるマイナスネジを緩めることで外れます。
最近のタイプはコードの外側にある穴のストッパーを押すことでコードが外れるのが一般的です。
スイッチの取付
まずは、取付枠にスイッチを取り付けます。
取付枠に書いてある上下に注意して、スイッチの左側をまず取付枠にはめ、右側は写真矢印にある出っ張りをマイナスドライバーを回すようにして押し込みます。
正しく押し込めると下の写真の赤丸のように出っ張りが押しこまれているのが確認できます。
これを壁面から出ているコードに取り付け、取付枠をネジで固定します。
固定したらカバーを取り付けます。
右側の内側部分をネジで固定し、左側ははめ込むだけでOKです。
これで完成です。
左側の写真が古いもの、右側が新しく取り付けたスイッチです。
1個口タイプの交換
1個口は交換箇所が3か所あったので、初めからセットになっているものを購入しました。
埋込スイッチWNP5101MWP
これだと初めからスイッチが取付枠についていますので、作業が一つ減ります。
古いスイッチを外す
繰り返しになりますが、ブレーカーを落として電気が消えていることを確認してから作業してください。
手順は2個口と一緒です。
まずはマイナスドライバーでプレートを外します。
プラスドライバーで取付枠を外し、スイッチを引っ張り出してコードの配線を確認します。
通常の片切スイッチは裏側の穴のうち上段2本のコードが接続されているだけですが、我が家の場合、スイッチの真裏にコンセントがあるので3本になっているのではないかと思われます。
こちらも黒いコードが二つですので、どちらが上か分かるようテープで印をつけておきます。
左側のマイナスネジを緩めてスイッチを外します。
新しいスイッチを取り付ける
まずはスイッチを3つに分解します。
写真左のスイッチに壁から出ているコードを差し込み。
古いスイッチが取り付けてあったネジで新しいスイッチを壁に固定します。
固定したら写真真ん中のカバー内側部分をネジで固定し、最後に右側のカバー外側部分をはめ込んで完成です。
左側の写真が古いもの、右側が新しく取り付けたスイッチです。
他の2か所も同様に作業して4か所すべての交換が完了しました。
まとめ
今回我が家では一番安いタイプのものを使用しましたので、4か所で2千円ほどで済みました。
同じタイプであれば一口のもので1個500円程度です。
また、こういうおしゃれなものもありますので、ご自宅にあったスイッチを選べばよいと思います。
慣れれば一つ30分もかからずに交換することができるのでおススメです。
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