自宅はもちろん、会社でも長年REALFORCEのキーボードを使用していたが、今回会社で使うキーポードをFILCOのMajestouchに交換した。
相当以前はパソコンに付属する一般的なキーボードを使用していたが、腱鞘炎気味になり、手首の負担が少ないものを探していたらREALFORCEにたどり着いた。
以来、10年以上REALFORCEのキーボードを使用していたが、訳あって会社用のものを別のキーボードに変更することにした。
会社で使用していたREALFORCEのキーボードは、「一太郎」や「ATOK」で有名なJAST SYSTEMS」が販売していた「REALFORCE108UBK-JS ZH0200」というモデルで、東プレでは販売していない「漆黒キートップ刻印」「かなあり」「昇華印刷」のもの。
REALFORCEから、2014年に本製品に変更し、6年が経過しているが、元々REALFORCEは耐久性が高いキーボードなので、現在も使用には全く問題はおきていない。
ただ、キーも刻印も真っ黒なため、歳のせいか刻印が見えなくなってきてしまい、買い換えることにした。
ローマ字変換はブラインドタッチでOKだが、たまに英語のスペルで?になったときに刻印が見えないと困ったりしている。
今回もREALFORCEのキーボードを考えていたが、会社で使用している標準のキーボードが黒なので、白にすると目立ってしまうこと、REALFORCEの黒のタイプはかなが刻印されていないので、今回は諦めることにした。
ちなみに「かな」が必要なのは、パスワードを「かな」で作成しているから。
例えば、j z q @ p e bって一見ランダムに見えるが、実はかなだとま つ だ せ い こになる。
これだと、パスワードを覚えられず、「松田聖子」ってメモしておいても誰もわからないので、安心して使用できる。
同僚にネタバレしたら意味ないが。
買い換え候補機種の条件
以下の条件をピックアップして買い替え候補を探してみた。
- 筐体、キーが黒であること
- 刻印が黒でないこと(視認しやすいこと)
- かなが刻印されていること
- 押下重量が45g以下であること(軽いタッチで入力できること)
- 静音タイプであること
会社で利用するので、一見目立たない黒の筐体、そして打鍵音が比較的静かな静音タイプであること、腱鞘炎にならないためにも軽いタッチであること、そして今回買い替えのきっかけになった「刻印が黒以外でかながある」こと。
以下の条件で、ネット検索したところ、たどり着いたのがメカニカルキーボードのメジャーブランド、FILCOのMajestouch2だった。
FILCO Majestouch2 Sの特徴
今回、FILCOのMajestouch2を購入する決め手となった特徴は以下の通り。
- Cherry MX SILENTスイッチ
- Nキーロールオーバー対応
- 日本語かな表示あり
Cherry MX SILENTスイッチ
赤軸とほぼ同等の、クリック感がないリニアストロークタイプ(押し下げるほどスイッチが重くなっていく特性)のスイッチ。
バネ圧が約45g程度とのことだったので、実際に店頭で触ってみたが、タッチは若干違うもののREALFORCEと遜色ない軽さだった。
ちなみに軸は「ピンク軸」になるとのこと。
主な「軸」の特徴
今までメカニカルキーボードに全く興味がなかったので、「軸」に全く興味がなかったが、今回購入を検討するに当たって色々と研究してみた。
メカニカルキーボードは、軸によって特徴が変わり、主なものは「青軸」「赤軸」「茶軸」の3つになる。
青軸
押下重量が大きく、クリック感がかなり感じられる。
いかにも「メカニカルキーボード」といった感じの入力感を味わえる。
赤軸
キータッチが軽いのが特徴で、クリック感が少なく、音も小さめ。
Cherry MXのピンク軸は赤軸の静音タイプで、会社で使用しても問題ないレベルのクリック音だった。
色々触ってみたがREALFORCEと感触は違うものの、一番近い感じがした。
茶軸
青軸と赤軸の中間ぐらいな感触。適度なクリック感とキーの重みを感じる。
Nキーロールオーバー対応
「Nキーロールオーバー」とは、複数のキーを同時に押しても全てのキーが認識される機能のこと。
USB接続の場合は6キーまで、PS/2接続の場合は全てのキーが認識される。
日本語かな表示あり
上にも書いた通り、かな表示があることで、アルファベットをかなに読み替えてパスワードを作成するときに便利。
実際に使ってみて
REALFORCEとは、打鍵感もクリック感も違うし、キートップの感触も異なる。
どちらが好みか?
と問われれば、総合的にはREALFORCEのほうが好み。
ただ、REALFORCEは35千円、Majestouchは17千円程度と半分程度の金額で購入できる。
クリック感は違うものの、REALFORCE同様、キートップを撫ぜるような軽いタッチで入力できるし、違和感はまったくない。
疲れ方も遜色ない。
今回、黒のキーボードということで、Majestouchがベストの選択だった。
次回、特に制限がなければREALFORCEを買うと思う。
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