北海道道央旅行の後編です。
前編は以下のとおりです。
後編は4泊5日の3日目、定山渓温泉から洞爺湖を目指すところからスタートです。
- 3日目7月12日(火)
余市宇宙記念館(休館日)
郷の駅「ホッときもべつ」
洞爺湖~浮見堂公園
西山火山口
有珠山
「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート」
登別温泉「御やど 清水屋」泊 - 4日目7月13日(水)
洞爺湖温泉地獄谷
支笏湖
苔の洞門
夕張石炭博物館から札幌へ
「リッチモンドホテル札幌大通」泊 - 5日目7月14日(木)
札幌市卸売市場
千歳空港~羽田空港~帰宅
3日目
豪華な部屋で大満足の翠山亭から洞爺湖を目指します。
朝食も部屋食でした。
定山渓温泉から洞爺湖に向かうには、前日も通った国道230号線を戻り、中山峠を抜けていきます。

峠と言ってもなだらかな道でツーリングには良いところだと思います。
国道230号線と276号線が交差する場所にある「郷の駅ホッときもべつ」で一休み。
別名「蝦夷富士」と呼ばれる羊蹄山をバッチリ見ることができました。
洞爺湖
定山渓温泉から途中休憩を入れて2時間弱で洞爺湖に到着です。距離は約80kmになります。
洞爺湖畔の浮見堂公園です。
ここでアクシデントです。レンタカーにエマージェンシーランプが点灯、レンタカー屋に連絡したところ、車を交換するとのことです。
これが問題?のレンタカーです。
西山火山口散策路
洞爺湖で無事レンタカーを交換し、西山火山口散策路に向かいます。
散策路は洞爺湖温泉街からはすぐですが、浮見堂公園からは車で約20分、13kmほどになります。
洞爺湖の手前が温泉街です。
西山火山口散策路は、2000(平成12)年の有珠山噴火により破壊された町並みを保存し、遊歩道として整備した場所になります。
有珠山は概ね30年ほどの周期で過去何度も噴火しており、比較的噴火予測がしやすく、2000年のときは3月31日の噴火の2日前、29日時点で周辺市町村に避難指示を発令、約1万人が避難を終了していたので、亡くなった方は一人もいませんでした。
国道230号線には池ができ、水没した車が当時のまま残されてます。

何でも、静止を振り切って侵入した記者が借りたレンタカーだそうです。
道路が階段状に隆起しています。
噴火によって破壊された建造物がそのまま残っています。

火山の恐ろしさを目の当たりにできる貴重な体験でした。
有珠山
西山火山口散策路から有珠山に向かいました。ロープウェイで山頂に登ることができ、西山火山口散策路の駐車場からロープウェイ乗り場の駐車場まで約15分、9kmほどとなります。
駐車場から見た昭和新山です。
昭和新山は、1943(昭和18)年から1945(昭和20)年にかけて発生した火山活動による隆起により誕生した溶岩ドームです。
有珠山山頂から見た昭和新山です。
天気は今ひとつでしたが、雲海が広がっていました。
ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート
有珠山のあとは、「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート」へ向かいました。

本日の宿泊地!
というわけではなく、2008年洞爺湖サミットの会場だったので、見学しに行きました。
その洞爺湖サミットの記念碑があります。
青い縁に沿って並べられている丸い石に参加した首脳の名前が書いてあります。
サミット当時の内閣総理大臣、福田康夫首相のものです。
本当は中に入ってコーヒーでも、と思ったのですが、敷居が高く、そそくさと退散しました。

泊まった人がいれば、どんなだったか聞いてみたいものです。
登別温泉
本日の本当(?)の宿は登別温泉です。
ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾートから登別の温泉街へ向かうには、海側ルートで伊達、室蘭を経由して約70km、1時間ほどかかります。
宿泊したのは「御やど清水屋」さんです。
こちらも部屋食で、落ち着いて食事をすることができました。
4日目
まずは登別温泉の泉源公園と地獄谷に行きました。
どちらも温泉街の中にあるので、ほとんどの宿から徒歩で行ける距離となります。
まずは朝食を食べて出発です。
泉源公園
泉源公園には間欠泉があり、勢いよく吹き出す間欠泉を見学できます。
登別温泉地獄谷
登別の地獄谷は日和山の噴火活動によってできた火口跡です。
1日1万トンもの温泉が湧出しており、温泉街のホテルや旅館に給湯されているようです。
苔の洞門
登別から「苔の洞門」に向かいました。
苔の洞門は支笏湖の脇にあり、登別温泉街から約70km、1時間ほどで到着します。
苔の洞門は、1739年の樽前山の噴火活動によって生じた溶結凝灰岩が、土石流によって侵食されることで作られた回廊状の渓谷です。
私がでかけた2011年当時は、立入禁止で中を歩くことはできなかったのですが、展望台があり、どのような感じになっているのか見ることができました。
現在は2014年の大雨により展望台が被害を受け、見学することもできなくなり、閉鎖されたままになっているそうです。
夕張石炭博物館
苔の洞門から「夕張石炭博物館」に向かいました。
苔の洞門から夕張石炭博物館までは、約90km、2時間弱ほどのドライブとなります。
夕張石炭博物館は1980(昭和55)年に開館、石炭産業に関わる展示のほか、旧北炭夕張炭鉱の天竜坑を利用した採炭現場の展示も行っています。
2021年7月現在、入場料金は大人720円(JAFの割引あり)、駐車料金は500円(平日無料)となっています。

2018年にリニューアルオープンしているので、本記事と現在の状況は異なるかもしれません。
見どころはなんといっても実際の炭坑跡を見ることができる、「坑道まっくら探検」です。
当時の状況を安全に配慮しながらそのまま展示しているので、ものすごい迫力です。
徒歩での見学となりますので、自分のペースでじっくり見学することができました。
出口の隣にある、実際の天龍坑の坑口跡となります。
リッチモンドホテル札幌大通
この日の宿は「リッチモンドホテル札幌大通」です。
札幌市電の狸小路停留所から近く、食事する場所に困りません。
いよいよ5日目、最終日となります。
5日目
この日はなんの予定も入れてません。
レンタカーを返却して新千歳空港から帰路につくだけです。
帰りの飛行機は14時発だったので、ゆっくりホテルを出発して空港に向かいました。
新千歳空港のスープカレー
昼食に空港内でスープカレーを食べました。
昼食の後はお土産を買って帰路につきました。

スープカレーが今回の北海道旅行の最後の思い出となりました。
さいごに
今回の北海道旅行は、あまり欲張らずにゆっくり回ろうと、道央のごく一部を4日かけて回る計画にしましたが、それでも移動距離は約800km、やっぱり北海道は広いです。
次に北海道に行くとしたら、まだ行ったことのない、旭川とか稚内を目指したいと考えています。
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