鹿児島3泊4日の旅、1日目は山田の凱旋門と仙巌園、鹿児島城を攻め、豚しゃぶと白くまで締めた。
2日目は鹿児島市内から南下し、続日本100名城の知覧城と開聞岳に向かい、指宿温泉に泊まる。
2日目のルート
- 2日目2023年12月14日(木)
- ダイワロイネットホテル鹿児島天文館 PREMIER 発
- 関吉の疎水溝
- 知覧特攻平和会館〜知覧ミュージアム〜知覧城跡
- 武家屋敷〜「十の字そば」で昼食
- 開聞岳秘密のトンネル
- 長崎鼻
- 指宿温泉 夫婦露天風呂の宿 吟松 泊
関吉の疎水溝
1日目にたどり着けなかった関吉の疎水溝。
ホテルに着いてから再度検索してみると、「せきよしの物産館」の駐車場に車を止めてそこから徒歩で行けることが判明。
流石にナビも、せきよしの物産館なら案内してくれるだろうと、電話番号で試したらバッチリだった。
ホテルから20分ほどであっさりと到着。
駐車場から案内板に従って歩いていくと5分ほどで関吉の疎水溝に着く。
関吉の疎水溝は、島津斉彬が進めた集成館事業で建設した反射炉などの動力として水車を利用するために建築した用水路で、現在はその一部が農業用水路として利用されている。
こちらも「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」を構成するものとして世界遺産に登録されているが、全く観光地化されていないので、ゆっくり見ることができる。
知覧特攻平和会館と知覧ミュージアム
関吉の疎水溝から知覧へ。約50km、1時間ほどで到着する。
駐車場は何か所かあるようだが、知覧平和公園の交差点の先にある駐車場へ。
続日本100名城のスタンプが置いてあるミュージアム知覧(歴史資料館)と、知覧特攻平和会館の共通入場券を600円で購入し、中に入る。
平和会館は、知覧町にあった飛行場から出撃した特攻隊を慰霊するために建立した特攻平和観音堂と、飛行場の跡地に建設された知覧特攻遺品館が手狭になったことから、1985(昭和60)年に建設された博物館。
トリップアドバイザーが発表した「日本の美術館・博物館ランキング2019」では、博物館部門で1位となっている。
ちょうど中に入った時に館内上映が終わったようで、中学生と思われる団体がどっと出てきたため、さらっと見学して、すぐに知覧ミュージアムへ。
入口右側にある続日本100名城のスタンプをゲット。
知覧城の本丸までは歩いて30分以上かかるとのことだったので、駐車場の場所を教えてもらって知覧城へ。
知覧城はシラス台地を利用した城郭で、大きな谷を空堀として利用し、本丸以外の曲輪は二重の深い空堀で囲まれている。
平安時代末期に初めてこの地に城を構えたのは知覧忠信。
室町時代に佐多氏の居城になり、その後一時的に伊集院一族の支配下になったこともあったが、幕末まで佐多氏が領主だった。
11代当主、佐多久達の時に原因不明の出火で炎上し、知覧城は事実上の廃城となっている。
駐車場に車を止め、山に入っていく。
単なる山道だが「空堀」「枡形」など、所々に説明の看板がある。
本丸を目指して登っていくと15分程で到着。
本丸から蔵の城跡へ。掘立柱建物跡の柱が再現されている。
武家屋敷群の「十の字そば」で昼食
麓に戻って武家屋敷へ。
南九州市役所の交差点のところにある無料駐車場に車を止め、武家屋敷通りを歩く。
武家屋敷通りは、江戸時代に薩摩藩が領地を113の地区にわけ、それぞれに「麓」と呼ばれる武家集落を作り統治を行わせており、知覧の武家集落もその1つ。
武家屋敷通りには名勝庭園として国の指定を受けた武家屋敷が石垣と生け垣に囲まれており、集落を形成している。
武家屋敷通りには現在も居住している民家が点在しており、もちろん中に入ることはできない。
ただ、名勝となっている7つの屋敷の庭園を見学することができるが、観覧料530円の入場券が必要になる。
庭園には興味がないので、武家屋敷通りを奥へ歩いて行く。
三叉路の脇に十割そばののぼりを発見。ちょうど昼時なので食べていくことにする。
完全に民家だが辛うじて暖簾があるので安心して中に入る。
中は完全に民家。ざるそば定食1300円を注文。
十割そばの他、黒米のご飯とひじき、蕎麦おはぎに小みかんと盛りだくさん。
すっかりお腹いっぱいになったところで県道を歩いて駐車場に戻って出発。
開聞岳秘密のトンネル
知覧城から開聞岳に向かう。
開聞岳は標高924mで薩摩富士とも呼ばれている。
知覧城からは麓のJR開聞駅辺りまで約30km、40分ほどで到着する。
薩摩半島の南端、長崎鼻から望む開聞岳は絶景で、開聞岳の北側を通って向かうのが一般的なルートだが、あえて南側の海沿いを進む。
途中までは片側1車線だがそのうちすれ違うのがやっとになり、砂利道になってくると見えてきたのが開聞トンネル。
このトンネルは地元の観光開発業者が、山麓にゴルフ場と公園を建設する際に、利用者から地元住民が見えないようにするための目隠しとして造ったものらしい。
照明はなく、明かりとりに開けられた穴のあるトンネルが2つと、その間に鉄骨の骨組みだけのトンネルがある。
中はとても狭く、手前のトンネルには待避所もないので、
どうか対向車が来ませんように
と祈りながら通過した。
長崎鼻
そして向かったのが長崎鼻。
長崎鼻に向かう手前に指宿市の無料駐車場があるが、その辺りにいるおじさんの誘導に従うと土産物屋の駐車場に案内されてしまう。
未だにあんなやり方しているのかと横目で見ていたが、結構、おじさんの誘導で土産物屋に向かっている車がいるのに驚いてしまった。
また、長崎鼻パーキングガーデンなる謎の施設があり、毎日動物ショーをやっているとの看板が出ていたが、上から見る限りそんな雰囲気はなく、車も数台止まっていたが、観光で来ているような感じではなかった。
市営駐車場から歩いて7〜8分ほどで長崎鼻へ。
開聞岳がきれいに見える。
天気がよく、空気が澄んでいるときには展望台から屋久島や硫黄島が見えるそうだが、この日は残念ながら見られなかった。
指宿温泉 夫婦露天風呂の宿 吟松
長崎鼻から本日の宿、指宿温泉に向かう。
約12km、20分ほどで到着。
「夫婦露天風呂の宿 吟松」は、指宿温泉街の入口にあり、砂むし温泉ロードの右手海側に位置する。
部屋は洋室でリビングとベッドが一部屋に。ざっと30畳ぐらいはあるだろうか。
もちろん露天風呂付き。
鹿児島湾を一望できる。
大人二人がゆったりと入れる広さ。シャワーは屋内にある。
泉質は塩分強め。海が近いからだろうか。
ベッドとリビングの間にバーカウンター、そして冷蔵庫にはオレンジジュースとウォッカ、そしてシェーカーがある。
おつまみもあったので、夕食後にスクリュードライバーで乾杯。
食事は本館にある個室の食事処で頂く。
メインは黒毛和牛のしゃぶしゃぶ。
肉はいい感じ。ただ、全般的に食事は不味くはないのだが、とても美味しいわけでもなく、部屋や温泉に比べてちょっと残念な感じがしてしまった。
もしまた指宿温泉に泊まることがあれば、今回予約できなかった白水館にしようと思う。
さいごに
この日も良い天気で鹿児島の絶景を楽しむことができた。
このまま良い天気であってほしい。
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