前日は積丹半島のウニと定山渓温泉の豪華な食事に舌鼓を打ち、大満足の1日だった。
後半は3日目からスタート、定山渓温泉から洞爺湖を目指す。
旅行データ
- 3日目2011年7月12日(火)
- 郷の駅「ホッときもべつ」
- 洞爺湖~浮見堂公園
- 西山火山口
- 有珠山
- ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート
- 登別温泉 御やど 清水屋 泊
- 4日目2011年7月13日(水)
- 洞爺湖温泉地獄谷
- 支笏湖
- 苔の洞門
- 夕張市石炭博物館
- リッチモンドホテル札幌大通 泊
- 5日目2011年7月14日(木)
- 札幌市卸売市場
- 千歳空港~羽田空港~帰宅
洞爺湖
豪華な部屋と食事で大満足の翠山亭から洞爺湖を目指す。
朝食も部屋食なので落ち着いて食べられる。
定山渓温泉から洞爺湖に向かうには、前日も通った国道230号線を南下し、中山峠を抜けていく。
峠と言ってもなだらかな道で、ツーリングにも最適なルートだと思う。
国道230号線と276号線が交差する場所にある「郷の駅ホッときもべつ」で一休み。
別名「蝦夷富士」と呼ばれる羊蹄山をバッチリ見ることができた。
定山渓温泉から途中休憩を入れて2時間弱で洞爺湖に到着。距離は80kmほど。
洞爺湖畔の浮見堂公園。
浮見堂公園に着く直前で、レンタカーにエマージェンシーランプが点灯するトラブルが発生。
レンタカー屋に連絡したところ、車を交換するとのことで、暫く待つことに。
西山火山口散策路
洞爺湖で無事レンタカーを交換し、西山火山散策路に向かう。
散策路は洞爺湖温泉街からは直ぐだが、浮見堂公園からは車で約20分、13kmほどになる。
写真手前が洞爺湖の温泉街。
西山火山口散策路は、2000(平成12)年の有珠山噴火により破壊された町並みを保存し、遊歩道として整備した場所になる。
有珠山は概ね30年ほどの周期で過去、何度も噴火しているため、比較的噴火予測がし易いらしい。
2000年のときは3月31日の噴火の2日前、29日の時点で周辺市町村に避難指示を発令、約1万人が避難を終了していたため、死亡者は一人もいなかったそう。
国道230号線には池ができ、水没した車が当時のまま残されている。
水没している車は、静止を振り切って侵入した記者が借りたレンタカーとのこと。
道路が階段状に隆起している。
噴火によって破壊された建造物がそのまま残っている。
実際の火山の恐ろしさを体感することはできないが、その凄惨さは容易に想像することができる。
有珠山
西山火山口散策路から有珠山へ。
西山火山口散策路の駐車場から、有珠山の山頂に向かうロープウェイ乗り場の駐車場まで約15分、9kmほどの距離。
駐車場からみた昭和新山。
昭和新山は、1943(昭和18)年から1945(昭和20)年にかけて発生した火山活動による隆起により誕生した溶岩ドームのこと。
有珠山山頂から見た昭和新山。
天気は今一つだったが、雲海が広がっていた。
ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート
有珠山から「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート」に向かう。
ここに泊まる訳では無いが、2008年の洞爺湖サミットの会場だったので、せっかく近くまで来たこともあり観光していくことにした。
中には洞爺湖サミットの記念碑があり、青い線に沿って並べられている石に、参加した首脳の名前が書いてある。
サミット当時の内閣総理大臣、福田康夫首相のもの。
本当はホテルの中に入ってコーヒーでも、と思ったが、庶民には敷居が高く、そそくさと退散することにした。
登別温泉
ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾートから、登別温泉へ。
海側ルートを通り、伊達、室蘭を経由して約70km、1時間ほどかかる。
この日の宿は「御やど清水屋」。
ここも部屋食を選んだので、落ち着いて食事をすることができた。
泉源公園と地獄谷
4日目、まずは登別温泉街にある泉源公園と地獄谷に向かう。
朝食を食べて出発。
泉源公園には間欠泉があり、勢いよく吹き出す間欠泉を見学できる。
登別の地獄谷は日和山の噴火活動によってできた火口跡とのこと。
1日1万トンもの温泉が湧出しており、温泉街の旅館やホテルに供給されている。
苔の洞門
登別温泉街から苔の洞門に向かう。
苔の洞門は支笏湖の脇にあり、登別温泉街から約70km、1時間ほどで到着する。
苔の洞門は、1739年の樽前山の噴火活動によって生じた溶結凝灰岩が、土石流によって侵食されることで作られてた回廊状の渓谷。
残念ながら立入禁止で中を歩くことはできなかったが、展望台があり、どのような感じになっているのか見ることができた。
2023.9.27追記
苔の洞門の展望台は2014(平成26)年の大雨により被害を受け、見学することができなくなり、閉鎖されたままになっている。
夕張市石炭博物館
苔の洞門から夕張市石炭博物館に向かった。約90km、2時間弱ほどの距離。
夕張市石炭博物館は1980(昭和55)年に開館、石炭産業に関わる展示の他、旧北炭夕張炭鉱の天竜抗を利用した採炭現場の展示を行っている。
入場料は大人720円(JAF割引あり)、駐車料金は500円(平日無料)。
見どころは実際の炭鉱跡を見ることができる「坑道まっくら探検」。
当時の状況をできる限りそのまま展示している。
徒歩で見て回るので、自分のペースでじっくり見学できる。
出口の隣のあるのが、実際の天竜抗の抗口跡。
リッチモンドホテル札幌大通
北海道、最後の宿は、リッチモンドホテル札幌大通。
札幌市電の狸小路停留所から近いので、食事する場所には困らない。
さいごに
最終日の5日目は何も予定はなく、東京へ帰るだけ。
14時のフライトだったのでのんびり新千歳空港へ。
新千歳空港で昼食にスープカレーを食べる。
以前の北海道旅行は新千歳空港から小樽、網走、釧路とかなり欲張りすぎたので、今回はゆっくり巡ろうと、道央のごく一部を4日間かけて回る計画にしたが、それでも移動距離は約800km。
やはり北海道は広い。
次に北海道に行くとしたら、まだ行ったことのない、旭川とか稚内を目指してみたい。
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