先日、自作パソコンのハードディスクと電源を交換しました。
交換したハードディスクをマイドキュメントとして利用していたことが原因で、Outlookのメール機能が使えなくなってしまいました。
交換したハードディスクをマイドキュメントにする方法、Outlookのデータを保存していたハードディスクを交換した際の設定方法を「書いておく」ことにします。
ハードディスクのフォーマット方法
これまでのハードディスクは2GBバイトでしたので、うち25%をDドライブとして私のマイドキュメント、25%をEドライブとして家族のマイドキュメント、残り50%をFドライブとして映像等、大きなファイルの保管場所としていました。
ドライブ名をぞれぞれ、現在使用していない「H」「I」「J」に一度変更します。
MBRとGPT
一度電源を切って、新しいハードディスクを接続し、起動します。
「ディスクの管理」から新しいハードディスクを選択し、フォーマットします。
その際、「MBR(マスターブートレコード)」と「GPT(GUIDパーテーションテーブル」のどちらかを選択する必要があります。
「MBR(マスターブートレコード)」とは古くからある規格で、現在も問題なく使用できますが、注意しなければいけないのは『2TB以上を認識しない』ことです。

今回購入したハードディスクは3TBですが、MBR でフォーマットすると2TB までしか使用できません。
GPT(GUIDパーテーションテーブル)はWindows Vistaから対応した企画でXP以前のOSでは使用できません。
また、32bit環境では使用できませんので、これも気を付けなければいけません。
私はWindows10の64bitですので、迷わずGPTを選択します。
新たなパーテーションの設定
新しいハードディスクも同じように3分割しますが、今回は以下のようにしました。
- 自分のマイドキュメント:800GB
- 家族のマイドキュメント:200GB
- 大容量ファイルの保存用:残り(約1,794GB)
単純に足し算すると2,794GB=2.794TBと3TBになりませんが、これは1,024MB=1GBになっているので見かけ上少なくなってしまいます。
Dドライブをマイドキュメントに設定する
現在マイドキュメントは古いハードディスクのHドライブになっていますので、エクスプローラーからマイドキュメントを右クリックし、プロパティからマイドキュメントの場所をDドライブに変更します。
「マイピクチャ」、「マイビデオ」等、マイドキュメントに保存されているものはこれで変更されるはずですが、変更されない場合は、同じようにプロパティからドライブを変更します。
Outlookの設定を変更する
Outlookエラー
無事、マイドキュメントの設定変更を終了し、各アプリケーションの起動等に問題がないかを確認した際にOutlookにエラーが発生しました。
内容は「0x8004010F: Outlook データ ファイルにアクセスできません」というものです。
とりあえず、マイドキュメントに保存してあるPSTファイルを指定して起動はしたのですが、メールの送受信ができません。
Outlookのファイル→アカウント情報からアカウント設定を確認すると本来表示されているはずのPSTファイルの保存場所が真っ白になっています。
Outlookエラーの解決方法
「フォルダーの変更」から、「新しいフォルダー」を作成し、一旦保存します(例:「test」フォルダを作成)。
その後、改めて「フォルダーの変更」から「受信トレイ」を選択すると正しいパスが表示されました。
無事、表示されたら作成したフォルダ(test)は削除します。

これで無事送受信できるようになりました。
昔も経験しているはずですが、すっかり忘れてGoogle先生に頼ってしまいました。
こちらを参考にしました。ありがとうございます。
最後に
これですっかり元通り使用することができるようになりました。
何年かに一回のことは忘れてしまいますので、こうやって「書いておく」ことは大事ですね。
ハードディスク交換の経緯は以下の記事をご覧ください。
新たにデスクトップパソコンを購入しました。
コメント
おはようございます
良い一日を
平山さま
ありがとうございます。