この年の夏季休暇はクラウンアスリートで福島、宮城、岩手の東北3県を巡ることにした。
なぜなら、日本三大鍾乳洞の一つ、龍泉洞に行きたかったから。
因みにあと2つは、山口県の秋吉台と高知県の龍河洞。
初日は福島県から宮城県、2日目は岩手県、3日目、4日めは太平洋側を通って岩手県から宮城県へ南下し、福島県に入って会津方面に向かうルートだ。
旅行データ
- 1日目2010年8月22日(日)
- 東北道〜あぶくま高原道路
- あぶくま洞
- 入水鍾乳洞
- 仙台城
- ホテルグリーンアーバ 泊
- 2日目2010年8月23日(月)
- ホテルグリーンアーバ 発
- 達谷窟毘沙門堂
- 毛越寺
- 中尊寺
- 盛岡市内で昼食
- 道の駅「三田貝分校」
- 龍泉洞
- ホテル龍泉洞愛山 泊
- 3日目2010年8月24日(火)
- ホテル龍泉洞愛山 発
- 道の駅「たろう」〜真崎海岸
- 道の駅「みなとオアシスみやこ」
- 松島
- ホテル絶景の館 泊
- 4日目2010年8月25日(水)
- ホテル絶景の館 発
- 東北道〜磐越スカイライン
- つばくろ谷
- 浄土平
- 吾妻小富士
- 五色沼
総走行距離1,534km
あぶくま洞
東北道、矢吹ICからあぶくま高原道路経由であぶくま洞へ。
東京からは約260km、3時間半ほどの距離だ。
あぶくま洞は1969(昭和44)年、釜山採石場跡地で発見された鍾乳洞で、1973(昭和48)年から一般公開されている。
駐車場はかなり大きく、乗用車は700台分、無料で止められる。
福島県田村市のサイトより
一般コースの入場料は大人1,200円、更に探検コースは200円が必要。
入場割引券を印刷して持っていくと一般コースが200円割引になる。
この日は夏休み期間中で、入口付近には大勢の観光客がいたが、中に入るとそれほどでもなく、割とゆっくり見学することができた。
入水鍾乳洞
入水鍾乳洞は、あぶくま道から約7km、10分ほどの距離にある。駐車場は無料だが80台分程しかない。
1934(昭和9)年に国の天然記念物に指定されている。
割と気軽に見学できるあぶくま洞と違い、入水鍾乳洞はかなりハード。
コースがA、B、Cと3種類あり、Aコースは150メートル、BコースはAコース含め600メートル、Cコースは更に300メートル長くなり、全長900メートルになる。
入口、出口は別れておらず、単に行った道を戻ってくることになる。
中はかなり狭く、Aコースでも相当ハードだが、Bコースになると膝下ぐらいまで水に浸かるらしく、長靴など、水に濡れても大丈夫な装備が必要になる。またCコースは案内人がいないと入れないらしい。
入場料はAコースが大人600円、Bコースが800円、Cコースは予約制で5人まで6,000円になる。
更に注意が必要なのは、前日に大雨が降ると見学中止になる。
このときはAコースしか見学していないが、「入水鍾乳洞 やばい」で検索すると、BコースやCコースを見学する勇気は出ない。
仙台城(青葉城)
あぶくま洞、入水鍾乳洞を見学したあとは小野ICから磐越自動車道経由で東北道に乗り、仙台に向かう。
仙台宮城ICで降り、仙台城址へ。
仙台観光情報サイトより
仙台城は仙台市街地の外れの小高い丘にあり、仙台駅から約4km、車で10分ほどの距離にある。
伊達政宗が築城した仙台城、明治に入るまで約270年間、伊達氏代々の居城だったが、その後陸軍用地となり、多くの建物が解体された。
残っていた大手門などは戦前、国宝に指定されたものの、第2次世界大戦中の仙台空襲によって消失してしまった。
現在は青葉山公園として整備されている。敷地内には有料駐車場があり、最初の1時間は500円、以降30分200円になっている。
普通車の駐車スペースは150台ほどあるが、やはり週末はものすごく混雑するらしい。この日到着したのは夕方近くだったが、大勢の人で賑わっていた。
日本100名城のスタンプは仙台城見聞館、御城印は本丸会館で入手することができる。
ホテルグリーンアーバ
ホテルグリーンアーバは仙台駅からは約1.5kmとちょっと離れているが、その分駅近のホテルと比べると安くなっているので、ドライブ旅行ならおススメの宿。
駅から離れているといっても食事処やコンビニはすぐ近くにたくさんあるので困らない。
達谷窟毘沙門堂
翌日、2日目は仙台宮城ICから東北道に乗り北上、岩手県の平泉を目指す。
メインの目的は中尊寺だったが、その前に達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)に立ち寄った。
ひらいずみナビより
達谷窟毘沙門堂は801年、初代征夷大将軍の坂上田村麻呂がここを拠点としていた悪路王を討伐した記念として建てたと言われている。
拝観料は大人400円、駐車場は無料だが、駐車スペースは約20台ほどと小さい。
毛越寺
達谷窟毘沙門堂から毛越寺(もうつうじ)へ。
2023.9.19追記
毛越寺の浄土庭園は特別名勝に指定されている他、中尊寺などとともに世界遺産に登録されている。
拝観料は大人500円、町営の駐車場があり、普通車300円でかなりの台数が止められる。
毛越寺の全景(毛越寺の公式サイトより)
中尊寺
毛越寺から中尊寺へ。
中尊寺といえば金色堂のイメージが強いが、源義経と弁慶の像を安置する「弁慶堂」や、目の治療の信仰を集める「峯薬師堂」等々、見どころが多い。
拝観料は大人800円、讃衡蔵・金色堂・経蔵・旧覆堂が拝観できる。
駐車料金は参道入口にある第一駐車場が148台、ちょっと先にある第二駐車場が322台止められ、普通車の料金は400円。
参道の手前には「武蔵坊弁慶の墓」がある。
道の駅「三田貝分校」
平泉からこの旅のメインである龍泉洞に向かう。
平泉前沢ICから東北道に乗り盛岡南ICへ。
盛岡駅前で冷麺を食べ、国道455号線をひたすら東に向かう。盛岡市内から龍泉洞までは約85km、2時間の道のり。
途中にあった道の駅「三田貝分校」で休憩。
道の駅「三田貝分校」はその名の通り、旧岩泉町立門小学校三田貝分校の跡地を利用した道の駅。
このときは気がつかなかったが、「給食堂」では給食セットを食べることができるらしい。
道の駅「三田貝分校」のサイトより
龍泉洞
13時頃盛岡駅前を出発し、15時頃にようやく龍泉洞に到着する。
龍泉洞の見どころは何と言っても「透明度の高さ」。
実際の見た目はまさにドラゴンブルーだが、写真ではなかなかその感じが出せない。
入場料は大人1,100円、駐車場は第一、第二、新洞科学館前、第三といくつかに別れており、一番遠い「第三」で龍泉洞まで500メートルぐらいの場所になる。
駐車料金はどこも無料で全部で400台以上止められるとのこと。
第一駐車場からでも400メートルくらい距離があるが、途中、清水川沿いに遊歩道があり、こちらの散策もおススメだ。
2023.9.19追記
2016(平成28)年9月2日の台風10号の影響で地底湖が増水したことにより、入口から大量の水が溢れ出し、一時休業に追い込まれていたが、翌年2017(平成29)年3月19日から営業を再開している。
ホテル龍泉洞愛山
龍泉洞をたっぷり満喫したあとは、この日の宿「ホテル龍泉洞愛山」へ。
龍泉洞に近い観光ホテルは、このホテル龍泉洞愛山か、
龍泉洞温泉ホテルのいずれかになる。
後編に続く
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