この3月で、17年近く勤めた会社を退職した。
できれば半年ぐらい就職活動はせずに、なかなか普段できないことをやってみたいと思っていた。
その中の一つが京都、奈良への旅行だ。
京都、奈良は、いつも遠足や修学旅行などで学生たちがたくさんいるし、観光客も多い。
少なくとも4月に入ってすぐならば、学生たちはいないだろうと思い、出かけることにした。
旅行データ
銀閣寺
まずは京都駅から銀閣寺へ。
正式名称は「東山慈照寺」。
室町幕府8代将軍足利義政によって造営された山荘、東山殿を起源とし、義政の没後、臨済宗の寺院となり、義政の法号「慈照院」にちなんで慈照寺と名付けられたそう。
「銀閣寺」という別名で呼ばれるようになったのは江戸時代とのこと。
哲学の道
銀閣寺から哲学の道へ。
「哲学の道」は、銀閣寺と南禅寺の間を結ぶ、約2kmに渡る散歩道。
20世紀初頭の哲学者である京都大学教授の西田幾太郎(にしだ きたろう)が、毎朝この道を歩いて思想に耽っていたことにちなんで名付けられたらしい。
ホテルヴィラフォンテーヌ心斎橋泊
ホテルヴィラフォンテーヌ心斎橋は地下鉄心斎橋からすぐのビジネスホテル。
一本裏通りになるが、コスパの良いホテルだ。
2023.8.15追記
ホテルヴィラフォンテーヌ心斎橋は2021年3月で閉館した。
長谷寺
2日目は近鉄特急を利用して長谷寺へ。
長谷寺は清水寺と同じ、懸造りとなっており、千葉県の笠森観音も崖の上に懸造りで建築されている。
東大寺
長谷寺から東大寺へ。
東大寺は奈良時代(8世紀)に聖武天皇が建立した寺で、大仏殿で有名なところ。
この日は1組の団体がいた程度で、その他の人影はまばらだった。
大仏に参拝するのは中学の修学旅行以来25年ぶりとなるが、やはりすごい迫力。
大仏殿の脇にある、賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)像。
賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)とは、
この像を撫でると除病の功徳があるとの俗信が広まった。
貴船神社
最終日の3日目、再び京都、貴船神社へ。
貴船神社の創建は定かでないが、1300年前の記録があり、相当古い神社であることは間違いない。
人影はほとんどなく、貸切状態で存分に参拝ができた。
清水寺
最後は清水寺へ。
清水寺は「音羽山清水寺」といい、
778年、霊夢を受け音羽山麓にたどり着いた延鎮(えんちん)が、そこで出会った行叡居士(ぎょうえいこじ)に授けられた霊木で千手観音像を刻み、滝の上に庵を結んだのがその始まり
とのこと。
清水寺の舞台も長谷寺同様、懸造りで建築されている。
小雨交じりだったせいか、観光客もあまりいなかった。
さいごに
「学生がいない4月上旬がチャンス」との読みどおり、どこへ行っても観光客が少なく、ゆったりと見て回ることができた。
こんなに空いている京都、奈良に行けることはなかなか無いだろう。
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